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移情閣の金唐紙

実家へ帰った際、数十年ぶりに「六角堂」=移情閣へ。

移設の際修復されたとの事で、その美しい壁紙に目を奪われた。
カーテンボックスから現れたのは大正時代の「金唐紙」。それを手仕事で復元したものとの事。

「まさに、Interior decorationとはこのことだ!」

IMG_3419.jpg

interior5


「金唐紙とカーテンが奏でる美」

interior2


「このタイルは今回の修復の際、イギリスで復元を依頼したとの事だ」

interior


「金唐紙」=「金唐革紙」は明治時代に日本の手工芸として作られ始めた。

鹿鳴館を始め、日本の洋館、遠くはイギリスのバッキンガム宮殿でも採用された。

現在日本各所で見られる「金唐紙」を採用している建築物の一覧はWikiに掲載されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%94%90%E9%9D%A9%E7%B4%99

西洋の壁紙や内装にも多大な影響を与えた日本の壁紙。

よく、日本は白い壁紙ばかりだと言われ、海外の壁紙やインテリアは柄物が主流だ、「柄」×「柄」は海外だからこそだ、日本もその様なインテリアを、、、という声を聞くこともあるけれど、実は、日本でも昔からこういう文化はある事を知っている人も沢山いるだろう。実際壁の色は金でも赤でもなんでもアリで、壁紙どころか手の込んだ「絵画」だったりするのだから。

日本が白い壁紙ばかり。。。。と言われてしまう様になったのは、近年の住宅産業におけるコスト等々の手段の結果でしかないと思う。

日本人の美意識には、雅で色彩豊かで絢爛豪華な物を求める部分がきっとある。

「日本の住まいの内装はこうだ」という概念は、実は外から押し付けられた物かもしれない。

1600年代にオランダから取り入れられた「皮紙」という物を日本独自で発展させていったのが「金唐紙」であり、ウィリアム・モリスで有名な「サンダーソン社」も資料として保存しているそうだ。
そう考えれば、ひょっとしたら日本の「金唐紙」が逆に海外の「柄壁紙」に影響を与えてきた可能性もあるのではないだろうか?
(「金唐紙」は、1800年代のウィーン万国博覧会・パリ万国博覧会など各国の博覧会に出品されている)

「金唐紙」を間近で見れば、日本人の手仕事へのプライドと内装への美意識の崇高さを感じる。
海外物を有り難がるのも結構だけれど、例えば川島織物さんの様に「国産」にこだわるメーカーなどの、表には出ない、内装修復の仕事なども知っておくべきだと思う。

この素晴らしい金唐紙の復元に心より敬意を表します。
現在日本でこの壁紙を再現できる技術者は日本画家、後藤 仁さんただ一人のみだそうだ。
http://gotojin.web.fc2.com/
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